2008-03-05
現実逃避
いやー、昨日は失意に満ち溢れたイッセです。
日常がごく平凡に過ぎ去っていく生活を繰り返していると、どっかに旅立ちたくなります。
今そんな気分。
旅に出たい。
ヨーロッパとか行ってみたい。
行くならアイスランドだな。
旅行行くにしても、綿密に計画を練って行くのもいいかもしれないけど、どっちかっていうとボクは行き当たりばったりの旅がしたいです。
まぁ、もともと計画性のある人間でもないし、何より計画立てるのめんどくさい(笑)
その辺は性格だろうけど。
行き当たりばったりの旅といえば、
「サイコロの旅」
道民の方なら知っているだろうが、今や全国区のタレントとなった大泉洋氏らが水曜どうでしょうという番組の企画で繰り広げた珍道中。
あれ面白かったなー。
そう言えば大学時代、まだ入学して間もない6月に学校祭があったわけなんだけど、1年生は歴代続いているおでん屋を強制的に出店させられることになっていたらしい。
新しくできた友人とも、さすがに心底分かり合える親友って感じではないので、学校祭は友達の輪を広げるチャンスでもあるわけだ。
んで、夜通しおでんの仕込みをして、夜中にちょっとお目当ての女子を誘って酒でも飲みながらあんなことやこんなことを妄想しながらワイワイ話して、甘酸っぱい青春を送るのも学生らしいちゃらしい。
何かいいなそういうの。
で、ボクはといえば。
おでん作りを放棄して、思いつきでレンタカーを借りてみた。
友人を3人誘ってとりあえずどっか行こうぜ、と。
残念ながら、状況判断を冷静にできるヤツがいなかったらしく二つ返事で行こうぜなんて答えが返ってきたり。
で、やることになったのが「サイコロの旅」
ルールは水曜どうでしょうルールに準じて行こうと。
ここでわからない人の為に説明すると、サイコロの目に応じて行き先をあらかじめ決めておき、サイコロを振って出た目のところに行かなければ行けないというルール。
なぜか教室にデカイサイコロがあったのでそれを拉致。
1〜5まではどこにしたか覚えてないけど6を罰ゲーム的に「稚内」にしたのは覚えてる。
だって6出たんだもん。
まぁ、出たものは仕方ない、行くか、という感じで出発。
とりあえず日本海側を北上。
出発してから気づいたことだが、当時車の免許を所持していたのは自分だけなので、ひたすら自分が運転し続けるハメになる罠。
しばらく走って「稚内は無理だろ」的な話になり、もっと現実的な場所にしてサイコロを振りなおそうという話になった。
この時点で水曜どうでしょうルールを放棄。
意志の弱い4人。
で、浜益海浜公園というところでサイコロ振りなおそうと。
砂浜にサイコロを持って行き、勢いよくサイコロを振ったら海に流されかけるアクシデントが発生するが、救出に成功。
行き先はどこだったか覚えていない。
とりあえず行き先が決まったので、さてじゃぁ行くか、と車に戻る途中。
車のカギをクルクル回して遊んでいたボク。
突然カギの遠心力がボクの指から消えた。
瞬時にカギが飛んでいったんだな。っていうのは理解できた。
できたのだが。
ここは夜の海浜公園。
お台場のように都会ではなく、電灯の一つもない、天気がよければ天の川が見えてしまいそうな真っ暗闇の砂浜。
「こいつはヤベーぞ。」と。
この事実を話そうか話すまいか考えたんだが、話さなくてもいずればれるのでちょっと考えた結果、
「あのぅ」
「なした?」
「カギ飛んでったんだけど・・・」
「動くな!!」
「どっちに飛んでいった!?」
「んー、あっちだったような・・・」
「とりあえず探すぞ」
当然カギを探さなければ車を動かせないどころか、用心深くカギをかけたので車に乗ることすらできない。
しかも6月。
6月の北海道はまだ寒いのだ。
明かりがないのでとりあえずその辺に落ちてた新聞紙らしき紙切れと木を集めて火を焚いた。
で、ここからカギの捜索が始まった。
4人で探せばまぁ見つかるだろうと考えていたが、時間が経つにつれその考えは甘かったことに気づき始める。
30分くらい探しただろうか。
見つからない。
「懐中電灯か何かあったほうがいいな」
と誰かが言い、比較的近くに消防署があったので行ってみた。
「すいません、懐中電灯を貸していただきたいのですが。」
ここで所内にいた3人の消防士らしき人達が顔を見合す。
貸してくれないのか??
こんなに人が困ってるのに??
なんて人でなしだ!!
と思っていたところ
「貸すのはいいんですけどね・・・よくそのまま持っていかれちゃうんですよ。」
「いやいや、必ず返しますって。」
それでも「んー・・・」とか言って貸し渋っている。
懐中電灯だぞ?
ダメか?
ダメなのか?
一晩中砂浜で過ごせってか??
それは無理!!
「じゃ、オレの財布置いていくんで。それでもダメですか?」
「んー・・・じゃ、いいよ。」
じゃ、って何だじゃ、って。
でもま、懐中電灯が手に入ったのでこれで見つかるだろうと考えたが、夜の砂浜を甘く見てた。
消防隊員から教えてもらったんだが、もし気づかないでカギを踏んだら砂に埋まっちゃうんですって。
だから、もし踏んでたらえらい探すの大変だと思うよ的なアドバイスをいただいたが、手伝ってはくれないみたいだ。
勤務中だからな。そりゃそうだ。
で、その助言どおり、なかなか見つからないまま時は流れた。
1時間ほど経過してもまだ見つからない。
ここはちょっとあきらめムードで「ちょっとJAFに電話してみるか」ということでJAFに電話。
「あー、もしもしJAFさんですか?」
「そうですよ。」
「あのう、非常に困ったことになってしまったんですけど。」
「どうされました?」
「車が動かないんです。」
「故障ですか?」
「いえ、車に入れないんです。」
「インキーですか?」
「いえ、暗闇の砂浜でカギを落として紛失したんです。」
「そればっかりはどうにも・・・」
「そうなんですか!?JAFでも!?」
「無理ですよー。レッカーとかで動かすことはできても、カギは自力で見つけないとー。」
「じゃ、一緒に探してください。」
「それも無理です。」
「わかりました。また。」
みたいなやりとりでJAFにもお手上げの事態であることが判明。
これは本格的にヤヴァイ。
しかし、カギを探さなければ前に進めなくなった今、できることはカギを探すことだけだ。
暗闇の中で再び捜索を開始する4人。
しばらくすると、季節はずれにキャンプをしに来ていた人達が「どうかしたの?」と声をかえてくれて、「車のカギ落としたんです。」って言ったら「一緒に探すよ。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて一緒に捜索していただくことにした。
「こういうときはね、無暗に探してもダメだからみんなで一列になって海岸線に向かって探そう。」
とキャンパーが提案。
おぬしやるな。
さては、暗闇の砂浜で車のカギを落としたことあるだろ?
苦労したんだな、キミも。
何て1ミリも思ってないが、彼の提案にしたがって俗に言う「ローラー作戦」を開始。
カギが落ちているであろう付近を捜索したがやはり見つからない。
やっぱもうダメなのかも。
ここにきてようやく自責の念が沸き始めていた頃
「あった」
叫ぶわけでもなく冷静に「あった」と神の声。
神の主はドラケン。
一瞬場の時が止まった。
「ザ・ワールド」発動。
長時間捜索してようやく見つかったんなら普通は「うおぉぉぉお!!あったぞおぉおぉぉお!!!!!」くらい叫んでもいいんだよ。
しかも見つけた場所が焚き火のすぐそばで捜索範囲外だったりする。
でもまぁ、見つかってよかったよかったばんざーいということで、手伝ってくれたキャンパーの皆さんにお礼を言い、懐中電灯をしぶしぶ貸してくれた消防署員の方にお礼を言い、旅を再開することができて本当によかった。
そのあとの旅は正直あまり覚えていない。
みなさんも暗闇の砂浜でモノなくさないように気をつけること。
じゃ ( ´∀`)/~~
日常がごく平凡に過ぎ去っていく生活を繰り返していると、どっかに旅立ちたくなります。
今そんな気分。
旅に出たい。
ヨーロッパとか行ってみたい。
行くならアイスランドだな。
旅行行くにしても、綿密に計画を練って行くのもいいかもしれないけど、どっちかっていうとボクは行き当たりばったりの旅がしたいです。
まぁ、もともと計画性のある人間でもないし、何より計画立てるのめんどくさい(笑)
その辺は性格だろうけど。
行き当たりばったりの旅といえば、
「サイコロの旅」
道民の方なら知っているだろうが、今や全国区のタレントとなった大泉洋氏らが水曜どうでしょうという番組の企画で繰り広げた珍道中。
あれ面白かったなー。
そう言えば大学時代、まだ入学して間もない6月に学校祭があったわけなんだけど、1年生は歴代続いているおでん屋を強制的に出店させられることになっていたらしい。
新しくできた友人とも、さすがに心底分かり合える親友って感じではないので、学校祭は友達の輪を広げるチャンスでもあるわけだ。
んで、夜通しおでんの仕込みをして、夜中にちょっとお目当ての女子を誘って酒でも飲みながらあんなことやこんなことを妄想しながらワイワイ話して、甘酸っぱい青春を送るのも学生らしいちゃらしい。
何かいいなそういうの。
で、ボクはといえば。
おでん作りを放棄して、思いつきでレンタカーを借りてみた。
友人を3人誘ってとりあえずどっか行こうぜ、と。
残念ながら、状況判断を冷静にできるヤツがいなかったらしく二つ返事で行こうぜなんて答えが返ってきたり。
で、やることになったのが「サイコロの旅」
ルールは水曜どうでしょうルールに準じて行こうと。
ここでわからない人の為に説明すると、サイコロの目に応じて行き先をあらかじめ決めておき、サイコロを振って出た目のところに行かなければ行けないというルール。
なぜか教室にデカイサイコロがあったのでそれを拉致。
1〜5まではどこにしたか覚えてないけど6を罰ゲーム的に「稚内」にしたのは覚えてる。
だって6出たんだもん。
まぁ、出たものは仕方ない、行くか、という感じで出発。
とりあえず日本海側を北上。
出発してから気づいたことだが、当時車の免許を所持していたのは自分だけなので、ひたすら自分が運転し続けるハメになる罠。
しばらく走って「稚内は無理だろ」的な話になり、もっと現実的な場所にしてサイコロを振りなおそうという話になった。
この時点で水曜どうでしょうルールを放棄。
意志の弱い4人。
で、浜益海浜公園というところでサイコロ振りなおそうと。
砂浜にサイコロを持って行き、勢いよくサイコロを振ったら海に流されかけるアクシデントが発生するが、救出に成功。
行き先はどこだったか覚えていない。
とりあえず行き先が決まったので、さてじゃぁ行くか、と車に戻る途中。
車のカギをクルクル回して遊んでいたボク。
突然カギの遠心力がボクの指から消えた。
瞬時にカギが飛んでいったんだな。っていうのは理解できた。
できたのだが。
ここは夜の海浜公園。
お台場のように都会ではなく、電灯の一つもない、天気がよければ天の川が見えてしまいそうな真っ暗闇の砂浜。
「こいつはヤベーぞ。」と。
この事実を話そうか話すまいか考えたんだが、話さなくてもいずればれるのでちょっと考えた結果、
「あのぅ」
「なした?」
「カギ飛んでったんだけど・・・」
「動くな!!」
「どっちに飛んでいった!?」
「んー、あっちだったような・・・」
「とりあえず探すぞ」
当然カギを探さなければ車を動かせないどころか、用心深くカギをかけたので車に乗ることすらできない。
しかも6月。
6月の北海道はまだ寒いのだ。
明かりがないのでとりあえずその辺に落ちてた新聞紙らしき紙切れと木を集めて火を焚いた。
で、ここからカギの捜索が始まった。
4人で探せばまぁ見つかるだろうと考えていたが、時間が経つにつれその考えは甘かったことに気づき始める。
30分くらい探しただろうか。
見つからない。
「懐中電灯か何かあったほうがいいな」
と誰かが言い、比較的近くに消防署があったので行ってみた。
「すいません、懐中電灯を貸していただきたいのですが。」
ここで所内にいた3人の消防士らしき人達が顔を見合す。
貸してくれないのか??
こんなに人が困ってるのに??
なんて人でなしだ!!
と思っていたところ
「貸すのはいいんですけどね・・・よくそのまま持っていかれちゃうんですよ。」
「いやいや、必ず返しますって。」
それでも「んー・・・」とか言って貸し渋っている。
懐中電灯だぞ?
ダメか?
ダメなのか?
一晩中砂浜で過ごせってか??
それは無理!!
「じゃ、オレの財布置いていくんで。それでもダメですか?」
「んー・・・じゃ、いいよ。」
じゃ、って何だじゃ、って。
でもま、懐中電灯が手に入ったのでこれで見つかるだろうと考えたが、夜の砂浜を甘く見てた。
消防隊員から教えてもらったんだが、もし気づかないでカギを踏んだら砂に埋まっちゃうんですって。
だから、もし踏んでたらえらい探すの大変だと思うよ的なアドバイスをいただいたが、手伝ってはくれないみたいだ。
勤務中だからな。そりゃそうだ。
で、その助言どおり、なかなか見つからないまま時は流れた。
1時間ほど経過してもまだ見つからない。
ここはちょっとあきらめムードで「ちょっとJAFに電話してみるか」ということでJAFに電話。
「あー、もしもしJAFさんですか?」
「そうですよ。」
「あのう、非常に困ったことになってしまったんですけど。」
「どうされました?」
「車が動かないんです。」
「故障ですか?」
「いえ、車に入れないんです。」
「インキーですか?」
「いえ、暗闇の砂浜でカギを落として紛失したんです。」
「そればっかりはどうにも・・・」
「そうなんですか!?JAFでも!?」
「無理ですよー。レッカーとかで動かすことはできても、カギは自力で見つけないとー。」
「じゃ、一緒に探してください。」
「それも無理です。」
「わかりました。また。」
みたいなやりとりでJAFにもお手上げの事態であることが判明。
これは本格的にヤヴァイ。
しかし、カギを探さなければ前に進めなくなった今、できることはカギを探すことだけだ。
暗闇の中で再び捜索を開始する4人。
しばらくすると、季節はずれにキャンプをしに来ていた人達が「どうかしたの?」と声をかえてくれて、「車のカギ落としたんです。」って言ったら「一緒に探すよ。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて一緒に捜索していただくことにした。
「こういうときはね、無暗に探してもダメだからみんなで一列になって海岸線に向かって探そう。」
とキャンパーが提案。
おぬしやるな。
さては、暗闇の砂浜で車のカギを落としたことあるだろ?
苦労したんだな、キミも。
何て1ミリも思ってないが、彼の提案にしたがって俗に言う「ローラー作戦」を開始。
カギが落ちているであろう付近を捜索したがやはり見つからない。
やっぱもうダメなのかも。
ここにきてようやく自責の念が沸き始めていた頃
「あった」
叫ぶわけでもなく冷静に「あった」と神の声。
神の主はドラケン。
一瞬場の時が止まった。
「ザ・ワールド」発動。
長時間捜索してようやく見つかったんなら普通は「うおぉぉぉお!!あったぞおぉおぉぉお!!!!!」くらい叫んでもいいんだよ。
しかも見つけた場所が焚き火のすぐそばで捜索範囲外だったりする。
でもまぁ、見つかってよかったよかったばんざーいということで、手伝ってくれたキャンパーの皆さんにお礼を言い、懐中電灯をしぶしぶ貸してくれた消防署員の方にお礼を言い、旅を再開することができて本当によかった。
そのあとの旅は正直あまり覚えていない。
みなさんも暗闇の砂浜でモノなくさないように気をつけること。
じゃ ( ´∀`)/~~


